【おすすめ】2021年に読んでタメになった本ベスト7

FIREした後の生活では図書館で本を借りて読むことが多いのですが、去年は良い本との出会いが沢山あったので紹介したいと思います。

ふたがわ
今回紹介するのはFIREしたい方に刺さる本が多いかと。
私自身、FIREした後も「お金とは何か」「豊かな人生の過ごし方」を考えたり研究したりしているので、自由で豊かな人生設計の参考になれば幸いです。

7位 年収150万で僕らは生きていく イケダハヤト著

ブロガーで有名なイケダハヤトさんの本。

主張の中心は「脱お金」です。

 

ふたがわ
刺さるわー
現代人はお金に依存しすぎていて、そのお金を稼ぐために心身を磨耗させているけど、そのライフスタイルなんとかならないの?というもの。

刺さったポイント抜粋

  • 単に生活するだけならお金は150万くらいしかかからない。必要以上のお金を稼いで心身を摩滅させるのは賢い選択ではない。
  • お金への依存度を下げれば、その分だけ自由が増える。人に優しくなれる。
  • 遊ぶように社会と関われ。
  • つながりは自分でデザインする

「脱お金」は私の中でかなり重要なテーマになりました。

6位 より少ない生き方 ジョシュア・ベッカー著

日本のミニマリストたちに大きな影響を与えた本。

FIREする方はミニマリストが多い印象です。
やはり「本当にやりたいことをやる生き方」というマインドの親和性が高いのと、ミニマリストになるとお金が貯まる、という点からFIRExミニマリストは鉄板の組み合わせとなりつつあります。

刺さったポイント抜粋

  • ミニマリストは「本当に必要なモノを持つ」という生き方。持ち物を整理するのはそのためのプロセス。
  • ミニマリズム=一番大切なものを最優先にしてその障害になるものはすべて排除すること
    =人生から不用品を取り除き、もっと多くのことを達成できるようになること

5位 ナリワイをつくる 伊藤洋志著

サブタイトルは「人生を盗まれない働き方」です。

ナリワイとは、自力で作れて人間に無理のないサイズでやれば頭と体が鍛えられて、ついでに仲間が増える仕事。

ナリワイを実践する著者による、ナリワイ構築によって自分の人生を生きる方法を解説する本。

刺さったポイント抜粋

  • 常に「負けたら死ぬ」というプレッシャーの中で頑張れる人は、痛覚の麻痺したソルジャーくらい。
  • 職の多様性が失われ専業化した日本。ニート問題は、職の多様性の急激な減少に適応できない人が顕在化しただけ。
  • ナリワイとは、自力で作れて人間に無理のないサイズでやれば頭と体が鍛えられて、ついでに仲間が増える仕事。
  • 少ない元手で面白おかしく痛快なことをできる余地は無限にある。
  • 現代に生きる私たちは生活を自給する能力がかなり衰えている。何も考えずに暮らしてると、大したことをしていなくても支出が高い。だから,稼ぐのを一休みして立ち止まる余裕がない。
  • 自分なりのセーフティネットを構築する。保険より「いざとなったら食わせてやる」と言ってくれる農家の友達がいる方が安心なのでは?
  • 自分のボルテージは大切に扱う。お金よりやる気の方が大事。

小さなナリワイをいくつもやって、無理がなく、面白おかしい人生を送ろう、という感じです。

ふたがわ
私も少しずつですがナリワイを作っていきたいですね。

4位 マイノリティデザイン 澤田智洋

広告会社のコピーライターの方が、生まれたばかりの息子さんが目が見えないことが発覚した後、福祉業界で様々なプロジェクトを手がけた内容。

障害のある方だけでなく、すべての方にマイノリティ性はあるので、仕事づくりのヒントになると思います。

刺さったポイント抜粋

  • 弱さだって自分らしさ
  • できないことは当人のせいではない。社会の方を変えればいい。
  • マイノリティ=今はまだメインストリームに乗っていない、次なる未来の主役
  • 社会に出ると、あらゆるクリエイターの人たちが疲れていることに気づいた。原因は、持てる才能を経済が食いつくそうとしているから。
  • 資本主義がどこをめざしているか、経済学者にも誰にも分からない。
  • 担ぎ手が渋滞している神輿より、道に置かれっぱなしの神輿をかつごう。
  • 早いって何かいいことあった?あんまりないんじゃない?
  • ファストアイディアではなく、持続可能なアイディアを。
  • 自分の中のマイノリティのために働こう

私も子どもが生まれたので、涙ながらに読みました。

今の日本、まだまだ改善の余地は沢山あります。

それが自分のナリワイになるかもしれないので、様々な切り口で仕事を作っていきたいものです。

ふたがわ
そういえばイケダハヤトさんもプロボノ活動(自分のスキルを生かしたボランティア)をされているので、脱お金とも関わってきそうですね。

3位 月3万円ビジネス 藤村靖之著

「地方で仕事を創る塾」を主宰する藤村靖之さんによる月3万円ビジネスの作り方の本。

ふたがわ
藤村さんは那須で「電気を使わない住宅」や「電気を使わない冷蔵庫」などを展示している非電化工房も主宰していて、いま私の行きたい場所ナンバーワンです。
非電化工房

刺さったポイント抜粋

  • 人は正しいことよりも愉しいことが好き。
  • 仕事づくりを深刻なものにしてはいけない。

「非電化」も「脱お金」と密接に関わっているので、FIRE目指す方の参考になるかと思います。

2位 THE THREE HAPPINESS 樺沢紫苑著

精神科医であり、『アウトプット大全』『ストレスフリー超大全』など沢山の著作を出版している樺沢紫苑さんによる「幸福の正体」がわかる決定版

ふたがわ
医学的な観点から幸福のメカニズムがわかるので、どういう行動が自分を幸福にするか、どんな環境を用意すればいいのか、わかるようになります。

刺さったポイント抜粋

  • 仕事以上に「大切なもの」をないがしろにして必死に働くから不幸せになる。
  • 幸せを感じる時、ドーパミン、セロトニン、オキシトシン、エンドルフィン、アドレナリン、ノルアドレナリン、GABAなど、100以上の幸福物質が出ている
  • 3大幸福物質はセロトニン、オキシトシン、ドーパミン。
  • 幸福の優先順位は、セロトニン的幸福→オキシトシン的幸福→ドーパミン的幸福
  • つまり、まず「自分」を大切にし、「家族」を大切にし、「仕事」を頑張る。

内容が濃すぎて書ききれないので、図書館で借りたり中古本で手に入れるかして読んで欲しい一冊です。

この幸福感のメカニズムを知ってるか知らないかで、人生の幸福度は間違いなく変わってきます。

 

1位 DIE WITH ZERO ビル・パーキンス著

お金の考え方お金の使い方について大きな気づきをもたらしてくれる本です。

ふたがわ
間違いなく2021年に読んでよかった本ナンバーワン!

刺さったポイント抜粋

  • アリとキリギリスの寓話、じゃあアリはいつ遊ぶの?
  • 20代と60代でお金の価値は違う。(20代の10万円と60代の10万円は違いますよね?)
  • データ的に高齢になるほど年間に使うお金は減少する
  • 老後になる頃にはお金を使って楽しむ体力もなくなっている。楽しめるうちに使え。
  • 一刻も早く経験にお金を使え。
  • 人生で一番大切な仕事は「思い出作り」
  • やりたいことの賞味期限を意識する(70代でスカイダイビングは難しい)。

私自身、節約家ではあるのですが、「経験に使うお金まで節約してはあかん」と痛感しました。

心理学的にもモノ消費よりも経験にお金を使った方が幸福度は高いと証明されていますしね。

ふたがわ
この本はすべての人に読んでいただきたいです。
間違いなく人生が豊かになります。
ちなみに社会派ブロガーのちきりんさんの「全国の子供たちに告ぐ、お年玉はソッコーで使うべき!」の記事も、同様の価値観を提示していて面白いです。
日本人はお年玉を貯金させようとしますが(私の親もそうでした)、子どもの時の1万円と大人になっての1万円では価値が違うんですから、子どものうちに使って方が幸福な経験をした方が良いですよね。

以上、2021年に読んでためになった本ベスト7でした。

この中に1冊でも興味をそそる本があれば幸いです。

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