こんにちは。フタガワです。
地方移住を夢見る者にとって、「実際に現地に行ってみる」ことは必要不可欠。
移住先を決めるにあたり、候補地を実際に見て、気候や都会度・田舎度、眺望、人の感じ、などなど、全部きちんと自分で体感して決めたいですからね。
「なぜそこに住みたいか」「移住で何を実現させたいのか」を深掘りし、自分に腹落ちさせるためでもある「移住旅」です。
今回は四国の瀬戸内沿いを7日間かけて電車で移動しました。
東京→松山空港(愛媛)→松山市→今治→大三島→西条市(愛媛県)→観音寺市・三豊市→高松空港(香川)→東京へ
1日の行動
17:55成田発の航空券だったので、今回の旅は夜に目的地に到着。
あと2時間早かったら夕食を食べる場所をゆっくり選べたんだけど……仕方ないでしょう。
成田→松山、高松→成田のチケットで12000円くらいでした。
19:40 松山空港着
〜20:40 バスで松山市内へ ※バス停は「大街道」駅
20:40〜21:00 居酒屋を探してさまよう
21:00〜22:30 ネットで見つけた「小判道場」で夕食
23:00 スーパーホテル着
25:00 就寝
いざ松山へ
旅で最初に訪れたのは愛媛県の県庁所在地、松山市。
私は香川県出身ですが、じつは松山に行ったことがありません。
ぶっちゃけ道後温泉は地名だと思っていました。
隣の県の県民なんてそんなものです。
松山空港到着
成田空港から飛び立ち、約1時間半で松山に到着。
松山空港から外に出たのは既に20時前だったので、私はとても悩みました。
毎日21時に寝るので、ホテルに行って速攻で寝るか、夜の松山に繰り出して夜更かしするか……
悩んだ結果、「せっかく来たんだから」と繁華街に繰り出すことにしました。
夜の繁華街へ
人通りはまあまああるのですが、少し寂しい感じも。
地方だからというのもありますが、コロナの影響が大きいでしょう。
コロナ前はもっと多かったんだと思います。
それでも開いているお店も多かったので助かりました。
(この後、今治、西条で晩ご飯難民になりましたから)
居酒屋「小判道場」へ。
晩ご飯は「小判道場」という居酒屋へ。
なんと90代のご夫婦が経営する居酒屋です。
店の中は昔ながらの「料亭居酒屋」という感じで、壁には古い建具が埋め込まれ、調理場をぐるりと囲むカウンターはも年季の入った丸太材です。
海の幸と日本酒に舌鼓
お店に入ると、常連客らしいおじさん達が3人で飲んでいました。
30代女の一人飲みはあまりいないのか、物珍しそうにこちらを見ています。
酔っていれば「愛媛の人は全員友達」状態までいけるのですが、まだお酒が入ってないので何も言わずに着席。
女将さん(おばあちゃん)が突き出しを出してくれ、ビールを注文。
女将さんがビールを出しながら話しかけてくれます。
女将さん「何食べる? 刺身は?」
私「刺身いいですね」
女将さん「あれ、刺身ええのが入っとったやろ」
大将「刺身? ええのあるよ」
女将さん「刺身食べる?」
私「刺身食べます」
平和ー。
なごむわー。
伊予弁は讃岐弁(地元)に近いからなごむー。
説明は難しいのですが、伊予弁も讃岐弁も「のんびり」「肩に力が入ってない感じ」「適当さ」が現れている方言だと思います。
その後、女将さん「このトマト、見た目は悪いけど美味しいから、食べる?」「タダでえーで」とトマトをおごってくれました。
これがむっちゃ美味しかった。
日本酒が好きなので、日本酒も注文。
1杯目は、地元のおじさんオススメの『吹毛剣』。
(その頃にはお酒も入っていたので地元のおじさんと喋り始めていました)
「高いよ」の言葉通り、コップ1杯900円。
高い。
東京価格でも高い。
ですが、口当たりがよく、少しフルーティで、でも甘すぎず、辛すぎもせず、キュッと締まった感じ。
一言で言うと美味しい。
これはメモして東京に戻ってからも買おうと思いました。
まじで美味い。
獺祭とか越乃寒梅くらい美味しい。
いや、正直、超えるかも。
それくらい美味しかったです。
そして地元のおじさんと喋りながら飲むこと1時間。
そこで帰っておけばいいのに、更にもう1杯飲んでしまいました(翌日お酒が残るはめに……)
2杯目は大将の推し「松山三井」。
このお店ではとにかく松山三井をオススメしているらしいです(笑)
松山三井も美味しかったのですが、吹毛剣が美味しすぎた……
霞んでしまいました。
順番を間違えましたね。
「田んぼと畑、100円で貸してあげるよ」
お酒を飲みながら地元の男性と話していたのですが、私が「移住先を探す旅なんです。景色の良い、海の近い場所で、畑と田んぼで自給自足しながら暮らしたいんです」と言うと、なんと、「僕の家は田んぼと畑あるけど、管理を頼んでも高いし、松山から通うのも大変だから、100円で貸してあげるよ」と言ってくれました。
なんですって……!?
すかさず付け加えます。
「えっと、じつは古民家にも住みたいんです」(図々しい)
「あー、実家は茅葺きだけど、兄弟たちが戻ってくる時があるからなあ。老後もそこに住むかもしれないし」
古民家は難しいか。
でも、田んぼと畑を貸してくれるだけでもありがたい。
「何かあったら」と帰り際に名刺も渡してくれた、紳士でした。
そして日本酒を飲んで気持ち良くなって、歩いて15分くらいのホテルへ。
泊まったのはスーパーホテル松山。
清潔だし、スタッフさんはにこやかで、とても良いホテルでした。
なのに、2泊で4800円(Go To トラベル適用後)。
安すぎでしょう。
ホテルのそばにコインランドリーもあるので、長旅には最強。
まとめ
初日は夜に到着したので短時間しか歩けませんでしたが、地元の方とお話しできて、しかも「畑と田んぼ、月100円で貸すよ」と申し出てもらうことができました。
大収穫です。