喜ぶ女性

たっぷり眠って気分良く過ごそう

こんにちは。フタガワです。
原因はわからないけども「なんだか疲れている」時、
まずは「睡眠」を疑ってみませんか?

医者から「寝てください」宣告

2018年秋。
引っ越して距離が遠くなった関係で、私は双極性障害の治療(薬をもらうだけですが)のために通っていた病院を新しい病院に切り替えました。
切り替えた前後はちょうど「躁」期にあたっており(気分がハイな時期)、とめどなく喋る私に不安を覚えたのか、新しい担当医師からこう告げられました。

「フタガワさん、ちゃんと寝てますか?」
「え? 寝てますけど……でも、寝るのもったいなくて遅くまで本を読んでいることもあります」
「たっぷり寝てください」
「え? 寝ていいんですか?」
「寝てください」

どうやら躁鬱の人間は、躁の時にハイなあまり「寝なくてもいけるわアタシ無敵やから」となって、眠らずに何かに熱中したりすることがままあるそうです。
そして、眠らなければハイな状態がキープされるどころか、車輪の回転がスピードアップしていくように、ハイ(躁)の車輪がどんどん速く回転していき、とんでもないことになるそうな(具体的にどうなるのかは怖くて聞けていません)
私は先生の言うことを聞き、眠ることにしました。

◇なんか調子がいい。

読書にとっていた時間を睡眠にあてて1日8時間眠り始めたところ、なんだかすこぶる調子が良くなりました。
会社に行くのが辛かった朝も、たっぷり寝ているからか目覚めもスッキリとしていて、いつもの絶望的な気分が這い上がってきません。
慢性的な疲労感、肩こりも少し軽減されたような気がします。

なんと……睡眠が足りていなかったのか。

私は愕然としました。
というか、たっぷり眠っていいんだ、と安心したのです。
なぜなら、すごい人たちって短時間睡眠のイメージがあったんです。
池上彰さんや佐藤優さんも著書に5時間以下しか眠っていないと書いてありました。
すごい人たちは、人が眠っている間に努力をしているから、すごい結果を出すことができるのだ、と。
そう思っていました。

まさか、睡眠時間を増やすだけで、こんなに快適になるなんて。
※短時間睡眠できるかどうかは遺伝で決まるらしいです。

日本人は睡眠偏差値が低い!?

日本人は世界的に見ても「眠りの足りてない」国民です。
『スタンフォード式最高の睡眠』によると、

日本には睡眠負債を抱える「睡眠不足症候群」の人が外国と比べて多い。
【平均睡眠時間】
フランス:8.7時間
アメリカ:7.5時間
日本:6.5時間

……え?
フランスってそんなに寝てるの?
というか、アメリカより少ないんだ……日本。

そうなんです。
6時間睡眠って当たり前だと思っていたのですが、少ないんです!

眠る方法

とはいえ、睡眠時間を確保しても、寝つきが悪かったり、夜中に起きてしまって眠れなくなったりして、「眠りたいのに眠れない」方もいらっしゃいますよね(私もそうでした)。
ですので、これまで私が試した中で効果のあった方法をご紹介します。

夜はスマホを見ない。ベッドにスマホを持ち込まない。

画面から出る光が脳を活性化させてしまって、眠りにつきづらくなるので、寝る前にスマホの画面を見るのをやめましょう。

これは効果ありましたね。
眠る直前までスマホを見てしまっていたのですが、キッパリやめました。

日光の中を散歩する

太陽の光を見ると、幸せホルモンと呼ばれる「セロトニン」が脳から分泌され、そのセロトニンが材料となって、眠くなる睡眠ホルモン「メラトニン」が生成されます(なんだその幸せな関係は……!)。
散歩ができない時は、陽の光を見るだけでもするようにしていました。
ちなみに、朝起きづらい時も、カーテンを開けて陽の光を見ると、脳から霧が引いていくように眠気が引いていくのでオススメです。

どうやって睡眠の質を高めるか。

睡眠時間を確保して体調が良くなったので、欲が出て「質」も高めたくなりました。
以下、効果のあった方法です。
(この場合、効果とは寝覚めが良くなったり日中のパフォーマンスが上がったと感じたものです)

お酒を飲まない。

飲まない人からすると当たり前のように感じるかもしれませんが、酒飲みにとっては「眠れないから飲む」ものでもあります。

まだ全然眠くないなー。
でも明日も仕事だから寝なきゃなー。
ウィスキーでもグイッといって、寝るか。

という使い方。
しかしアルコールは睡眠の質を下げ、また利尿作用もあるので、夜中に何度もトイレに行くことになります。
しかも喉が渇きますから、

トイレに行くために起きる⇨喉が沸いているから水を飲む⇨トイレでまた起
きる。

という魔のスパイラルが発生します。

ポイントは体温

これも『スタンフォード式最高の睡眠』にあった内容ですが、眠る時は手足・皮膚表面から熱放散され深部体温が下がっています。
ですので、その状態に体を早く持っていくことがポイント。
具体的には眠る90分前にお風呂に入り、入浴後の体温低下を利用して、一気に深部体温を下げます。
しかし忙しいと「眠る90分前にお風呂なんて無理!」となりますよね。
私の場合は、冷え性ではないので、体を温め過ぎないように意識しました。
過剰に毛布をかけない、手足から熱放散できるように布団から出して眠るようにする、など。
この方法を実践したところ、寝つきが悪かった私もスッと眠れるようになりました。

【まとめ】
・慢性的な疲れは睡眠を疑ってみる。
・眠りの時間を長くしたら体調が改善。
・日本人は睡眠偏差値が低い。
・眠る方法
┗スマホを見ない。ベッドに持ち込まない。
┗日中に散歩する。陽の光を見る。
・睡眠の質を上げる方法。
┗お酒を飲まない。
┗深部体温を下げる。

皆さんも、睡眠時間を削って何かを頑張って、結果、もし「なんだか疲れているな」と感じていたら、ひとまず「頑張る何か」は横に置いておいて、眠ってみてください。
体調が良くなり、結果、起きてる時間のパフォーマンスが良くなりますから。
読んでいただいてありがとうございます。

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