休職ってどれくらい休める? 休職期間の平均・上限、決め方について、経験者がまとめました。

休職ってどれくらい休める? 休職期間の平均・上限・決め方のまとめ

悩んでいる人
休職ってどれくらい休めるの?
休職期間ってどうやって決まるの?

こんな悩みに答えます。

本記事の内容

  • 休職ってどれくらい休める? 休職期間の平均・上限・決め方のまとめ
  • 休職制度の他の休暇の解説
  • 休職期間が満了した時の選択肢2つ

この記事を書いている私は、実際に6ヶ月の休職を経験し、その後退職して現在は副業でやっていたビジネスで生活しています。

また休職関連の記事も最後にまとめて貼ってありますので、是非どうぞ。

休職ってどれくらい休める? 休職期間の平均・上限・決め方のまとめ

休職は法律で定められた制度ではなく、会社によって設置されている制度です。

ですので、休める期間は会社によって異なります。

休職期間の平均は?

休職できる期間は3ヶ月から長くて3年までが一般的です。
勤続年数によって定めている企業が多いので、お勤め先の就業規則を確認してみましょう。

休職期間の上限は?

上限とする期間は会社によって異なります。

大手の方が長く休職できる傾向があるようです。

病気休職制度の休職期間の上限(メンタルヘルスの場合)

休職期間

休職期間はどうやって決める?

休職期間は就業規則に則って決めます。

例えば「休職期間は1ヶ月、最大で6ヶ月まで延長可能」の場合は、最初に1ヶ月の休職期間に設定し、その後、医師の判断を参考にしながら延長をします。

私の場合は、人事と相談して「最長6ヶ月可能だけど、とりあえず3ヶ月を目安に休もう」と始めました。

そして、休職後に毎月人事とのやりとりしていたのですが、会社に戻る気にもなれなかったので結局最大の6ヶ月休職し、そのまま退職しました。

休職期間の延長は可能?

会社の定めた上限までなら延長することができます。

しかし、上限まで休職してしまうと、その後は自動的に退職になる会社も多いです。

休職上限に達した場合の対応

病気休暇制度がある場合は利用を検討しよう

試し出勤制度

病気休暇制度とは、長期の治療が必要な病気など、治療を受けながら働く労働者をサポートするために付与される休暇です。

病気休暇制度を取り入れている会社は約5割ほどありますので、待遇によっては休職の前に病気休暇の取得を検討しても良いかもしれません。
病気休暇中の給与の支給額については、会社によって異なり、満額の会社もあれば、一部支給、無給の会社もありますので、一度就業規則で確認してみましょう。

※参考 メンタルヘルス、私傷病などの治療と 職業生活の両立支援に関する調査https://www.jil.go.jp/institute/research/2013/documents/0112.pdf?_fsi=yQFBrKXS

休職期間が満了するとどうなるの?

休職期間の上限を満了すると、復職か退職となります。

復職する時は

復職の仕方については、会社によって異なりますが、短時間勤務など慣らし運転的に復職を始める「試し出勤制度」を導入している会社もあります。

規模の大きな会社では「復職支援プログラム」を導入している会社もあります。

中小企業でも、状況に応じて人事と現場が対応している会社も多くありますので、復職の仕方について不安のある方は一度、人事に相談すると良いでしょう。

試し出勤制度

退職する時は

休職してそのまま退職する場合は、退職する旨を伝え、郵送や会社に出向いて退職手続きを行うことになります。

休職して退職する際のお金のことや手続きについてはこちらの記事にまとめました。
『休職のまま退職しても大丈夫? 失業保険について徹底解説します。』

まとめ

うつ病や適応障害などのメンタル疾患になった時、「休職制度」を利用せずに退職してしまう人も数多くいます(実際に見てきました)。

しかし退職すると失業保険くらいしか金銭的な手当はありません。

対して休職は、給与の2/3の傷病手当を受け取ることができます。

私も実際に休職を経験しましたが、人生を立て直す機会として、休職制度は有用だと思います。

退職の前に一度、休職することを検討してみてはいかがでしょうか?

 

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