生活上で気を付けるべきこととかあれば教えて欲しい。
こんな悩みに答えます。
・双極性障害の対処法5個
・双極性障害と診断されて8年で学んだ生活のコツ3つ
・医者の説明する双極性障害
・双極性障害の私の性格的特徴
この記事を書いている私は、発病12年の躁鬱人です。
この記事は「双極性障害で生きづらいと感じている人」の参考になるように書きます。
双極性障害の対処法5個
①受け入れる
まずは「どうやら自分は双極性障害らしい」と受け入れましょう。
10年この病気ですが、もはや「治らないってことは性格なんじゃないか」と思っています。
自分の「変わった性格・体質」で上手に生きる方法を身につければ大丈夫です。
私も長年いろいろと試してきましたが、だいぶん躁鬱を乗りこなせてきたように思います。
②記録をつける
日記でも何でも構いませんので、体調や心の調子の記録をつけましょう。
そうすることで「どんな時に自分の調子が悪くなるか」把握することができます。
私は3年前から「メンタルカレンダー」をつけていますが、そのおかげで自分の傾向と調整方法を学ぶことができました。
・そう状態の時はコミュ力が異常に高い。旅にでがち。
・そう状態の時は何かに正義感を燃やしている。
・仕事等で早起きをするとその後、一週間くらい不眠になる。
・季節の変わり目は睡眠時間が1時間ほど増える。
③通院を継続する
状態が悪化した時に、対処する人が必要だからです。
私は今は薬は飲んでいませんが、通院は続けています。
自分が気づいていなくても「今、ちょっと躁っぽいですね」と気づいてくれるので。
④家族や恋人の理解を得る
一緒に暮らしている人の理解を得るのは大事です。
自分の調子が変わった時に気づいてくれますし、躁鬱と知らないと「ただのおかしな人」と思われてしまいます。
⑤自分のペースで生きられる環境をつくる
双極性障害を私は以下のようにとらえています。
自分のペースでできないと苦しくなってうつになります。
仕事などで無理やり睡眠時間が減ると苦しくなってうつになります。
1つのことだけをやっていると飽きて窮屈で苦しくなってうつになります。
私は会社を辞めてアパート経営とブログで生きるようになって楽になりました。
双極性障害と診断されて8年で学んだ生活のコツ3つ
①たっぷり寝る
ハッキリ言って、①寝るが最強のソリューションです。
双極性障害の人の多くは睡眠に問題があるようです。
8時間以上眠るようにして、土日も眠い時は昼寝するようにしたら、めちゃくちゃ体調良くなりました。
うつ減りました。
②散歩をする
散歩をするのは、主に「セロトニン生成」のためです。
鬱気味の時は特に、朝起きるのが辛かったのですが、『マツコの知らない世界』で「最強の目覚まし」として光目覚まし時計が紹介されていたのがキッカケで、太陽の光が睡眠と密接に結びついていることを知りました。
太陽の光を見ると、体内でセロトニン(幸せホルモンとも呼ばれる)が生成される。
作られたセロトニンは夜になるとメラトニン(睡眠ホルモン)と変わり、眠りをもたらす。
実際、この事実を知ってからは朝、眠くて起きられない時は、まずカーテンを開けるようにしました。
すると、光を見ていると、脳がジワーッとモヤがなくなっていく感覚があり、やがて起きられるようになりました。
③ストレッチ・筋トレ
これは「薬」だと思ってやっています。
脳と体は切り離せない関係なので、「体の調子を整えること」で「脳を整えよう」という魂胆です。
実際、慢性的に動かずに体が強張っていると、思考も落ち込み気味になっている気がします。
「今日は心の調子が悪い」と思った時は、ストレッチ・筋トレをしたり、外に出て歩いたりすると、スッキリとして帰ってこれるので、やはり体を整えることは重要。
医者の説明する双極性障害
心療内科で医者から双極性障害の説明を受けた時、それまでの人生の中で感じていたモヤモヤや違和感がスッと腑に落ちてスッキリしたのを覚えています。
「そうだったのか」と。
とはいえ、双極性障害って「治らない」と言われているので、完全にモヤモヤが晴れたわけではなく。
なんというか、言うなれば「名前がつくこと」によるスッキリ、ですね。
「万能感に溢れた気分が続いたり」
「大きな買い物をしてしまう傾向があります。例えば家とか……」
「家族に相談をせずに、投資をしてしまったり……」
はい、当てはまり過ぎです。
既視感でクラクラしました。
眠らなかったこと、過去にありまくりでした。
学生時代も会社員時代も、目の前のことに夢中になって気づいたら朝、みたいなこと、よくありました。
それから、万能感も私にとってはお馴染みの感覚。
ヒエヒエ! 何でもできる! 自分に可能性しか感じないぜイエー! みたいな。
大きな買い物も、しました。
私は25で家を買ってますので。
双極性障害と初めて診断されたのが28くらいです。
マジ買う前に言ってくれし。
ちなみに4年前にも家を買ったし、3年前はアパートを買ったし、去年は株を買いまくったし、診断されてからも全然控えていません。
ヒエヒエ! イエー!
※今は躁ではありません。
鬱に入りそうなのを、睡眠や運動で抑えているくらいの、なので「比較的普通」なくらいの状態かと。
大学生の時は確実に躁状態だった
自分がいつ頃から躁鬱の症状が出ていたか、はっきりとは分かりません。
思うに、そもそも躁鬱は性格の一種と私は考えているので、生まれた時からのような気もしています。
小さな頃、兄にいじめられると泣きながら集めていたドラゴンボールの漫画を破りまくっていました。
今思えば、激昂しやすかったわね、と、
けれども、大学生の時は「躁」であったな、とはっきり言えます。
行動しすぎでしたマジで。
いろんなことに手を出しまくっていました。
「エネルギッシュ」や「アグレッシヴ」が自分の代名詞と思っていましたし、実際、人にもよく言われていました。
ダンスでクラブイベントに出演しまくったり(躁状態の時は鬼のコミュ力のでどんどんコミュニティが広がる)、インドに海外ボランティアに行ったり、ピースボードに乗ったり、NYに留学したり。
ピースボートとか、乗ったのが躁の時で本当に良かったです。
もしも鬱の時に乗っていたら、ずっと部屋に閉じこもっているか、もしくはずっと甲板で波を眺めていたか、ですね。
友達一人もできなかったと思います。
躁の時に乗ったから、「躁の鬼コミュ力」で楽しい船生活を送りました。
大学生から社会人2年目くらいにかけてが躁で、とにかく行動力の塊のような生活の仕方でしたので、いろんな人に「すごいね」「やばいね」と言われ、褒められたと思って有頂天になっていましたが、今思えばあれは「あいつの頭、やばいね」だったんでしょうね〜。
双極性障害の私の性格の特徴
どこまで「躁鬱」の範疇なのかわからないですが、結局のところ「性格」だと思うので、性格の特徴をあげていきます。
躁鬱人は「病的にマイペース」な性格、だから、鬱の時は社会のペースに合わせるのが辛い、みたいなことかと。
「病的」だから「病」って言われてるだけで、特に「病気」でもなく、言ってみれば単に「極端な性格」なだけ。
たぶん。知らんけど。
・ハマりやすく飽きっぽい。
・多趣味。
・ハイになると眠くない。元気。ずっと喋ってる。口を閉じても脳内で演説が止まらない。
・1つのことだけをやっていると元気がなくなってくる。2つ以上をルーティンで毎日やる、のは楽しい。飽きずにいられる。
・何もしないでいるのが苦手。常に何かしている。
・鬱になると、脳内で延々と過去を反省している
まとめ
この記事は以下の感じです。
・8年で得た生活上のコツ3つ。①寝る②散歩する③ストレッチ・筋トレ
・双極性障害の私の性格的特徴
まだまだ躁鬱の整え方は研究中ですが、効果があったものや、参考になる本などはどんどん紹介していきたいと思います。