「日本人は自己肯定感が低い」
よく言われる言葉ですね。
書店に行けば自己肯定感に関する本は平積みにされていて、沢山の人が自己肯定感が低いことで苦しい思いをしているんだなと見て取れます。
もちろん私も同じです。
自己肯定感が高かったら、生きるのがもっと楽になるんだろうなーと、ずっと考えてきました。
ですが最近すこしだけ、自己肯定感が強くなってきた気がするのです。
その理由は「自己肯定メモ」を書き始めたことです。
自信も実績もある人=スゴイ人の共通点
自己肯定メモのキッカケとして、天才というか、スゴイ人の共通点を発見したことがありました。
身の回りだったり、メディアに出ている「この人まじでスゴイな」と思う人の共通点。
それは……
めっちゃ自分の自慢しているんです。
スゴイ人は自慢をする
大学の恩師の話
例えば、大学の時の恩師である小林正秀先生は、私の尊敬するスゴイ人です。
栗の品種を開発したかと思えば、獣害対策の機器を発明している。
かと思えば、ナラ枯れの原因であるカシノナガキクイムシの虫取りトラップを開発している。
行動力もスゴイですが、実際に残している実績もスゴイです。
そんな先生は、自慢めっちゃ多いです。
例えば、林野庁と喧嘩した話をしてくださる時。
話の中に「〜個ある特許のうちの〜個は俺の特許なんやから」とか、ちょこちょこ自慢が入っています(実際にスゴイことなのですが)。
過去に死にかけた話も、やっぱり「生き残ってる俺すごい」なんですね(山でブリザートに遭った、とか、ヤクザに殺されかけて骨が40本くらい折れた、とか、生還しているのが実際にスゴイことですが)。
自慢と言うと否定的に聞こえますが、全然いやな感じじゃありません。
なぜなら、先生は人と比べていません。
「他人と比較して俺すごい」では絶対にありません。
自分の物差しをもって話されています。
「俺的に俺スゴイ」なんです。
(念のため補足しておきますが、直接的にそう言うわけではありません)
つまり自己肯定感が強いんですね。
きっとこれが他人の物差しだったらつまらないんだろうな、と思います。
学歴がこうやから、とか、職業がこれやから、になったらつまらないんだろうな、と。
「俺的に俺スゴイ」の威力
自己肯定感とは「自分のイケてる部分をわかっていること」です。
「自分の行動のどこがイケていたかわかっていること」です。
小林先生の話の根底にもそれがあります。
根底に自己肯定があるので、先生が話すと「本を読んでる」ことさえも、イケてることに聞こえます。
もはや自慢と呼ぶのは失礼かもしれません。
「自慢」をGoogleで検索すると、その意味として以下の文章が表示されます。
Oxford Languagesの定義 引用
素晴らしいことなんです。
※自慢多い自慢多いと書いてしまったので補足しておきますが、先生は話が超絶うまいです。学術的な話もわかりやすく話してくださいます。私は研究室でお世話になっただけですが、授業も大人気だった様子(本人談)。
最強のサイクルとは
自己肯定感→行動→実績→自信→更に自己肯定
スゴイ人の共通点は自慢が多いこと。
つまり自己肯定感がスゴイ。
自己肯定感がスゴイから、行動につながり、行動が実績につながり、実績が自信につながり、さらに自己肯定につながる。
スーパー素敵サイクルです。
最強のサイクルです。
まずはノートに書いてみる
私も最強のサイクルを身につけたい。
自己肯定感を大きくしたいと思ったのですが、いきなり同じようにスルスル自分の話はできる気がしません。
ですから、まずは手帳に文章で書いてみることにしました。
こういうのは頭の中で考えるだけじゃダメです。
なんでも外に出すこと。
外に出さないと、自分でも存在を認識しづらいので。
スゴイ人たちも、自分の自慢を話しまくっていますしね。
まずはこんな風に書いてみました。
書いてみると、「おっ」と思いました。
あれ?
私けっこうイケてるぞ、と。
考えてみると、自分で自分のどこがイケてるのか、自分の行動や実績のどこがイケてるのか、きちんと考えたことってなかった気がします。
なんてこった。
つまり、肯定する気なかったんやん。
肯定したことなかったんやん。
自分の自慢、自己肯定を1回書いてみただけでも「お?」っとなったので、少し続けてみることにしました。
自己肯定メモの効力
まだ5回くらいしか書いていませんが、感覚的にですが、自己肯定感が増している気がします。
実際に文章で肯定していますしね。
明確にこうだから自己肯定感が増した、という判断基準はないから難しいのですが、自分でいることにワクワクするというか、そういう感覚があります。
ですからもう少し練習を続けてみようと思います。
「私的に私イケてる」がスルスル口をついて出るようになるまで。
自分のやっていることがなぜイケてるのか
考えて、説明できるようになるまで。
それってすなわち自己分析でもありますので。
肯定的な自己分析。
落ち込んでいる時は否定的な自己分析ばかりしていますからね。
皆さんも1度ためしてみてください。
ノートを作るほど仰々しくやらなくても、メモ程度でも良いかと思います。
自己肯定のメモ。
かなり良い薬になりそうです。