日課2ー自分の薬ー

双極性障害を治すチャレンジ①

一生治らないと言われている双極性障害。
そう診断されたのは7年前、2013年のことです。
「一生治らない」にショックを受けたのですが、心のどこかで「そんなことはなかろう」と思っていました。
ですからコツコツと、自分を鬱に陥らせるトリガーや、躁がひどくならないようにする方法が少しずつわかってきたので、コントロールしてアップダウンの幅を減らそう。
そういう方針でこの病気というか(病気の気はしていない)、自分の脳の性質と向き合ってきました。

ですが、それは「治す」ではなく「コントロール」して症状を軽くしようとしていただけ。
これからはそれよりも一歩すすめて、「積極的に治していく(症状をゼロに)」ことにしました。

思い至った理由

双極性障害であることを公表している坂口恭平さんのTwitterをフォローしているのですが、見ていると「3百何日も鬱転せずに過ごしている」とTweetしているんです。
さらに坂口さんの著書『自分の薬をつくる』では、双極性障害を治した、と。
今は薬を飲んでいない、と。

 

……なんですって。

私も治したい!

ずっと考えていました。
「薬を飲まずに治したい」と。
挑戦したこともあります。

3年前ですが、薬を飲む量を徐々に減らしていってやめました。

というのも、薬の副作用で記憶力が低下していて、仕事に支障をきたしていたんです。
(担当の医者に副作用について尋ねても、そんな副作用はないと一蹴されましたが……)

徐々に量を減らしていき、ついに服用をやめた……のですが……

残念ながら半年後、2ヶ月くらい不眠が続いて、根をあげました。

泣く泣く病院へ。

薬を飲み始めると不眠はおさまりました。

でも、薬なしで治したい。
まじで。
少なくとも薬の量は減らしたい。

ずっとそう思っていました。

その後、不信感があったのと、引っ越して通いづらくなったのもあって、別の病院に通い始めて薬を変えてもらったら、記憶力は元に戻りました。
それから、変えた薬が良かったのか、小さいものを1日1錠で済むようになりました。

治療方針

日課をつくる

写躁鬱病には日課をつくるのが良いそうです。
坂口さんの場合、例えば旅行だと、ぼうっとしていると躁鬱の鬱の気配が何かを察知してしまうそうで、できるだけ日程が決まっていた方がいいそうです。
生活も同じで、子どもの頃の習慣は、早起きして1日のスケジュールをたてること。
そうすると何事も完遂できて、幸福な生活を送っていたそうです。

……思い当たる節があります。

私も、中学生の頃からずっと、時計の丸を2つ書いて1日のスケジュールを立てていました。
そうすると心が落ち着いて、勉強もスムーズに進めることができたんです。
ちなみに試験前のテスト週間も、最初の1日はスケジュールを立てることに使っていました。
それくらい、自分にとって大事なものでした。

今も何か「完成させたいこと」がある時は、1日の最初に時計の円を書いてスケジュールをたてます。

むしろそうしないと、不安でなりません。
見えない1日を過ごすことが落ち着かないのです。

……これの、毎日バージョンを作る、ということか。

しっくりきます。

薬=「毎日」飲む=風呂や歯磨きや睡眠=日課

(引用『自分の薬をつくる』18p)

自分に合った日課を作って、寛解させる。
「あの頃はアレをやっていたから鬱にならなかったのかもしれない」
と、常々思っていましたから、ものすごくしっくりきます。
睡眠をしっかりとる、というのも効果があったことですが(「記事」)、それも生活を乱れさせない=日課ととらえることができます。

最初に決めた日課

日課ー自分の薬ー

早寝早起き (9:00-5:00)

躁鬱人は睡眠の問題とのことですので、早寝早起きは必須です。
睡眠時間は大事ですから、8時間とりました。

ブログ執筆

ともすれば一日中、頭の中で思考がぐるぐるしています。
何かしらスピーチしているんです。
躁鬱人にそういう人は多いのでは?
思っていること、考えていることをアウトプットするのは大事ですよね。

体を動かす

体を動かす方法としてはダンスを選びました。
私は14歳〜23歳までダンスをしていたのですが、その頃は調子が悪くなることはありませんでした。

ふたがわ
過去を反省したり未来に不安になることなく、「今に集中」できたからかもしれません。

絵を描く

「鬱になるのはアウトプットできていないから」らしく、それも思い当たることがあったので、日課に入れてみました。ました

現在の経過

結論から言えば、最初は意気込んでやっていたものの、2日間で疲れてしまいました。

ですから薬の調合を見直すことに。

「薬」と呼ぶと日課が続けられなくても「薬が合わなかっただけ」と割り切ることができるので、すごく良いです。

【なくす、減らす、調整すること】

ダンスではなくストレッチに

ダンスは十年くらい運動不足だったのをいきなり1時間みっちりやったので、体にきたのかもしれません。
まずはストレッチと基本の動きのみに変更。
音楽を聴く時間を設けることはとても「体に良く」感じたので、続けることにします。

「絵」以外のものも描く

絵を描くことは好きですが、「絵」と限定しない方が良いと感じました。
間取り図
こういう、間取りを描くのも好きなので。
「テキストでないもの」にします。

【これから入れたいこと】

株の勉強、売買

株の勉強は一旦お休みにしていました。
まずは試しに坂口さんの日課を参考に作ってみたからです。
ですがもともと数字やお金は好きで、自分にとってワクワクするジャンルなので、午後に2時間ほど入れようかと思います。

日課2ー自分の薬ー

調合し直した薬(日課)で、また一旦続けてみようと思います。
少しずつ、自分に合った薬に調整できれば。

またレポートします。
読んでくださり、ありがとうございました!

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