双極性障害を克服するための言葉(神田橋語録)

双極性障害を持ってると、「フツーの生活ができてない」自分が嫌になったりしませんか?

ふたがわ
私は時々いやになります。
「なんで地道に会社で1個のことをコツコツできないのかなー?」とか。
「ウツになると何もできなくなって誰にも会えなくなって寝てるの本当に生産性低いわー」とか。
「フツーの人ができることできんわー」って、悩んだりしてます。

双極性障害で苦しい人は神田橋語録を読もう

神田橋條治さんという精神科医の語録がインターネットで公開されています。

ふたがわ
私はこれを読んだ時にすごく楽になりました。

神田橋語録は本当にすごいです。名言ばかりです。

躁鬱の人のことをよくわかっていると思います。

この記事では躁鬱の人に特に刺さる言葉や、楽にしてくれる言葉を挙げていきます。

語録①「できるだけ無駄なことをするように」

「この道一筋」というのは躁鬱病の人には似合いません。
コツはまずくだらない事を遊び半分でやることです。

こう言われるとメチャクチャ楽になりませんか?

躁鬱人はやりたいことが沢山あります。
いーっぱいあります。
躁状態ではない、通常運転の状態でも、基本的には「人生色々やりたい」と思っています。

でも、「お金にならない」とか、「やる意味ない」とかいう理由で、自分を抑えたりして、窮屈な思いをするんです。

ふたがわ
私の場合、窮屈が重なると元気がなくなっていきます。

無駄なことをやっていい、むしろ、「できるだけ無駄なことをするように」なんて、躁鬱人にとっては、「思いっきり息をしていい」と言われるのと同じくらい、嬉しいことです。

 

語録②「気分屋的生き方をすると気分が安定する」

気分屋的生き方をすると気分が安定する

この言葉、思い当たる節がありませんか?

私は計画を立てるのも好きですが、今日思い立ったことを今日やるのはもっと好きです。

過去、自分がイキイキしていた期間を振り返ると、「気分屋的生き方をしている」んです。

「あ、ビレバン行きたい、行こう」
「絵を描きたい。描こう」
「誰かと飲みに行きたい。誘ってみよう」
「今日は家でDVDで映画観まくろう」
「疲れたから寝よう」

特に大学生の頃はイキイキしていました。

大学に通って勉強しつつ、週2くらいでバイトをして、他の時間は自由にやりたいことをやっていたからだと思います。

私の場合は、勉強(インプット)執筆(アウトプット)をしていると、ちゃんと毎日積み重ねている感じがして、楽です。

ですからインプット&アウトプットは、自分にとっての薬のようなものなのだと思います。

今は株の勉強をしながら、ブログを書いたり絵を描いたりしているので、調子が良い状態が続いています。

語録③「生活を万華鏡のようにしてください」

自分の生活を狭くしない事。 広く広く手を出す事。頭はにぎやかにして、あっちふらふら、こっちふらふらがよろしい。やってみて良くなかったら止めたらよいだけです。生活が広がるほど波が小さくなります。
色んな人と付き合えば、薬は要らなくなるか減らせます。

※神田橋語録から引用

この言葉も、理想の生活を言い当ててくれています。

ふたがわ
「頭はにぎやか」ってまさに躁鬱の人の脳みそです

社会的な成功よりも、沢山のことを経験した方が価値がある気がしています。

私はシナリオライターを7年くらいやっていたのですが、シナリオで成功しようと思ってシナリオばかり書く、というのは辛かったです。

シナリオも書くけど、投資もやる、とか、大学院にも通う、とか、他のことを組み合わせ始めると、生活していく上で気持ちが楽になっていきました。

「この道一筋」は向かない。

本当にその通りです。

ふたがわ

神田橋先生、わかってる

以上が、私を楽にしてくれた神田橋先生の言葉です。

 

この記事ではおすすめの言葉をピックアップしましたが、興味のある方は実際の神田橋語録を読んでみてください。

神田橋條治先生の本

また、神田橋先生は著作も沢山あります。

ふたがわ

神田橋語録にハマって読み漁りました。

その中のおすすめ本をご紹介しますね。

『神田橋條治の精神科診察室』 著:神田橋條治

神田橋先生が診てきた症例を通して、考え方、どういう手法で患者と接し、癒していくのかがわかる対話形式の本。
神田橋語録が合うならば手元に置いておきたい一冊。
躁鬱の人は生きるのが楽になります。

心身養生のコツ 著:神田橋條治

自分で自分を治すヒントが詰まっています。
大事にしているのは、自分自身が「気持ちがよいか、悪いか」
80歳を過ぎた神田橋先生の最後の改訂本。

 

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